もはや備忘録だかポエムだか分からない2015年の総括

2015年の北山くんの総括をしようと思ったら、滝沢歌舞伎と北山くんのバースデーのことばかりになってしまった。(もはや総括じゃない。)ただの備忘録なのに、ところどころポエム調になっているのが我ながら痛い。

 

2015年の北山くんも、儚く美しいものであった。滝沢歌舞伎のエンディング、白い衣装を身にまとい、巧みな手話を操りながらWITH LOVEを歌う北山くんを見たときに、「ああ、北山くんはわたしの王子様だ…」と、21歳にもなって恥ずかしげもなくそう思った。好きだ、好きだと毎日やかましく騒いでいるわりに、北山くんが自分にとって唯一無二の王子様であるということを実感したのは、この時が初めてだったかもしれない。舞台上でライトを浴び、わたしたちに光を与えてくれる彼の姿を、わたしはずっと見続けていたいと思った。2015年4月、今年が10周年という記念の年であった舞台 滝沢歌舞伎10th anniversaryに、我が担当 北山宏光さんは出演した。春の踊りはよぉいやさ~!の掛け声で始まるこの舞台、歌とダンスだけではなく、その名の通りに歌舞伎を取り入れていたり、腹筋太鼓や変面、習字など、さまざまな演目が盛り込まれている。わたしが、今年の滝沢歌舞伎で特に好きだなぁと思った演目は、タッキーと北山くんの2人で披露した、Believe yourselfという曲。この曲は、前半部分はモダンバレエのようなダンスになっていて、足を伸ばしたり、跳ねたり、回ったり、というような普段の北山くんからはあまり想像できないような振付があったのだが、北山くんの作り出すそのダンスは、とてもしなやかで、だけど力強くて、そして美しかった。絶対に目に焼き付けなければならないと思ったし、徐々に薄れていく残像の儚さに、心のシャッターがもっとしっかりしてくれればいいのに、と何度も思った。曲の後半、ローラーに履き替えてのパフォーマンスは、まるで氷上を舞っているかのように幻想的で、なめらかに弧を描きながら滑る北山くんはとても儚く、そして美しかった。つくづく、北山宏光という男が醸し出す色気の恐ろしさを思い知った。そして、そんな北山くんの一面を久しぶりに引き出してくれたという滝沢くんには、感謝してもしきれない。今年、初めて足を運んだ滝沢歌舞伎だけど、わたしはこれからきっと、春の匂いを嗅ぐたびにこの舞台のことを思い出すんだろうなぁ。そんなことを思った、忘れられない舞台となった。

続いて、9.17のこと。北山くんの記念すべき30歳のバースデー当日は、東京ドームでのコンサート初日だった。ツアー前のラジオでは「7人でのコンサートだから(誕生日なんか祝わなくていいよ!)」と、たいそう気まずそうにしていた北山くん。でも、東京ドームで誕生日を迎えられるなんて、こんなに恵まれたことってそうないよね。この日のために、サプライズやプレゼントを用意してくれていたという藤ヶ谷くん。そんな藤ヶ谷くんを筆頭として、メンバーやファンのみんなにお祝いされた北山くんは、どんな顔をしていいか分からない様子で、「16歳になりました!」と、いつもの調子でおどけていた。照れ屋であまのじゃくな最年長は、あまりの恥ずかしさに変な汗が止まらなかったらしい。サプライズを仕掛けることは得意なのに、される側になると途端にどうしたらいいのか分からなくなる北山くんと、そんな北山くんの隣で、誰よりも嬉しそうな顔をしていた藤ヶ谷くん、そんな2人の姿がたまらなく愛おしかった。2人の間に流れる空気感は、ぎこちないわけでも甘いわけでもなく、ただただ、そのまんまの2人、というような感じ。北山くんの大好きなメンバーが、北山くんのためにサプライズを考えてくれて、当日も「大丈夫かな、うまくいくかな、」ってそわそわしてくれて。北山くんはみんなに愛されているんだなぁ、そんなことを思ったらこちらもとても幸せな気分になって、いまだにその幸せな気分を引きずってるほど。そしてこのバースデーサプライズは、当日だけでなく、後日談にも愛が溢れていて。ステージ上では明かされなかった二つのプレゼントの中身は、ジーンズと手帳カバーだった。「ドームの5万5千人の前であの中身を僕だけが知ってるという優越感を味わってました」なんて言う藤ヶ谷くんを北山くんが知ったら、どんな顔をするんだろう。照れるのかな、びっくりしてお口あんぐりかな、それとも、“藤ヶ谷らしいな”とか思っちゃうのかな。どうであれ、履けば履くほど味が出るらしいそのジーンズを、物持ちの良い彼はずっと大切に履いていくのだろう。手帳カバーも、いつかもっと年を重ねてから、「これは30歳の誕生日に藤ヶ谷がプレゼントしてくれたものです」なんて言って、どこかの番組で紹介する未来もあるのかもしれない。是非とも、大事に使い古した手帳カバーを紹介する北山くん、見たいです。

色んな北山くんを見ることができたこの1年、とても楽しかったです。顔が焦げすぎ!とか、髪の毛もっさりしすぎ!とか、ビジュアルに一喜一憂することも多かったけど、少し貫禄の出てきた30歳の北山くんのお顔はとてもカッコよくて、それでいて優しさも帯びてきて、どんどん男前になっていくなぁと感じた。(焦げともっさりはやっぱり文句言っちゃうけど。)これからどんどん大人の男性になっていく北山くんを、ずっとそばで見ていたい。そんで、ことあるごとに抱いて!って叫びたい。来年は、どんな北山くんを見せてくれるのだろう。久しぶりに自作のラブソングが聴けたら嬉しいな。外部舞台で奮闘する姿も見たいな。ソロコンサートとかもいつかやってくれるといいな。濡れ場ありの超絶エッチィな役が転がり込んでこないかな。など、欲しがりなヲタクは、来年も北山くんの活躍に期待しています。どうか健康で、実のある1年を送れますように。